意味
「目を光らせる(めをひからせる)」とは、油断せず、鋭い視線で厳重に見張るという意味です。
何か問題が起きないよう、気を緩めず注意を集中させて見ている様子を表す言い方です。
語源・由来
目つきを鋭くして見る様子を、目が光ることにたとえた言い方です。
「目を光らす」の形でも使われます。
使い方・例文
主に、不正や危険なことが起きないよう、注意して見張る場面で使われます。
- 警備員は、不審な人物がいないか目を光らせていた。
- 母は、子どもがゲームばかりしていないか目を光らせている。
- 審判は反則がないか、試合中ずっと目を光らせていた。
類義語・関連語
「目を光らせる」と同じように、注意深く見張ることを表す言葉には、次のようなものがあります。
- 見張る(みはる):
危険や不審な点がないか、注意して見ること。 - 監視する(かんしする):
悪いことが起こらないよう、目を離さず見ていること。
英語表現
keep an eye on
気を緩めず見張ること。
The teacher kept an eye on the students during the exam.
(先生は試験中、生徒たちに目を光らせていた。)
「目を光らせる」は見張りのほかに怒った目つきも表す
江戸時代の近松門左衛門の浄瑠璃『傾城島原蛙合戦』(1719年)には、「目を光らして駆け廻れば」(目を光らせて駆け回るので)という一節があります。
鎌倉を追放された浪人を取り調べようと、富樫の家来たちが辺りに目を配って探し回る場面で、注意して見張る今の使い方に近いものです。
一方、明治の小説では、怒ってにらむ目つきにも使われました。
1907年(明治40年)の三宅青軒の小説『拳骨勇蔵』には、試合の相手が「凄い眼を光らして怒る」場面があります。
「目を光らせる」に出会ったら、見張りなのか、怒りの目つきなのかを前後から読み分けることになります。




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