意味
「あの声で蜥蜴食らうか時鳥(あのこえでとかげくらうかほととぎす)」とは、見かけや評判からは想像できない、意外な一面があるものだという意味です。
美しい声で知られるホトトギスも、実際にはトカゲや毛虫といった気味の悪いものを食べる鳥であることから、物事は見かけによらないというたとえに使われます。
語源・由来
この言葉は、宝井其角の句から生まれたことわざとされています。
「あの美しい声で、まさかトカゲを食らっているのか」という驚きを一句に詠み込んだことから、声や見た目の印象と実態が異なる例として広まりました。
ことわざ自体が「あの声で/蜥蜴食らうか/時鳥」という五・七・五の句そのものになっています。
使い方・例文
- 優しそうな上司が実はとても厳しいと知り、あの声で蜥蜴食らうか時鳥だと思った。
- 上品な物腰の店主が意外と豪快だと聞き、あの声で蜥蜴食らうか時鳥を思い出した。
- あの声で蜥蜴食らうか時鳥というし、見た目だけで判断しないようにしよう。
類義語・関連語
「あの声で蜥蜴食らうか時鳥」と似た意味を持つ言葉には、以下のようなものがあります。
- 人は見かけによらぬもの(ひとはみかけによらぬもの):
外側から見える姿だけで、性格や実力を断定してはいけないという戒め。
英語表現
Don’t judge a book by its cover
直訳:本を表紙で判断するな。
外見だけで中身を決めつけてはいけないという意味の、英語の代表的なことわざ。
He looks strict, but he’s actually very funny. Don’t judge a book by its cover.
(彼は厳しそうに見えるけれど、実はとても面白い。見た目で判断してはいけない。)



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