慣用句

頭を抱える

(あたまをかかえる)

心配事や悩み事があり、どうしてよいか分からず困り果てること。


8文字の言葉 / 「あ」から始まる言葉
頭を抱える ことば
スポンサーリンク

意味

「頭を抱える(あたまをかかえる)」とは、心配事や困った問題を前にして、対処のしかたが分からないほど深く思い悩むという意味です。
深刻な悩みだけでなく、家事や仕事の些細なトラブルなど、日常のちょっとした困りごとに対しても幅広く使われます。

語源・由来

「頭を抱える」は、どうしてよいか分からないほど困ったときに、思わず両手で頭を覆う仕草をそのまま言葉にした表現です。
頭の中で考えがまとまらず身動きが取れなくなった状態を、実際の動作に重ねて言い表しています。

使い方・例文

自分が困っているときだけでなく、他人の困り果てた様子を見て言うときにも使われます。

  • 締め切りが迫っているのに資料がまとまらず、頭を抱えてしまった。
  • 部長は山積みの苦情メールを前に頭を抱えている。
  • あまりの散らかりように、母は頭を抱えた。

類義語・関連語

この言葉と同様に、困り果ててどうしてよいか分からない状態を表す言葉には、次のようなものがあります。

  • 五里霧中(ごりむちゅう):
    判断の手がかりがなく、どうしてよいか見当がつかないこと。
  • 思案に暮れる(しあんにくれる):
    どうすればよいか考えあぐねて困り果てること。
  • 頭を悩ます(あたまをなやます):
    解決策が見つからず、あれこれ考え続けること。

英語表現

英語では、次のような表現が近いニュアンスを持ちます。

at one’s wit’s end

困り果てて手立てが尽きた状態を表す表現。

I’m at my wit’s end trying to fix this problem.
(この問題を解決しようとして、すっかり困り果てている。)

tear one’s hair out

悩みや苛立ちのあまり、髪をかきむしりたくなるほど困り果てている様子を表す表現。

She was tearing her hair out over the missing files.
(彼女は無くなった書類のことで頭を抱えていた。)

「頭を抱える」は困り果て、「頭を捻る」は考え込む仕草

「頭」を使う慣用句には、頭にまつわる仕草で心の状態を表すものがあります。
「頭を抱える」は、困り果てて両手で頭を覆う仕草から、思案に暮れる状態を表します。
頭を捻るは、首をかしげて考え込む仕草から、あれこれ工夫して考えることを表します。
同じく「頭」を使う頭を冷やすは仕草ではなく、熱くなった頭を冷ますたとえで、興奮した気持ちを静めて冷静になることを表します。

スポンサーリンク

コメント