意味
「手も足も出ない(てもあしもでない)」とは、施す手立てが何もなく、力が及ばずどうにもならないという意味です。
強すぎる相手を前にしたときにも、解けない難問のような物事を前にしたときにも使う言葉です。
語源・由来
「手も足も出ない」は、手も足も動かせない、という体の状態をそのまま言い表した言葉です。
「手も出ない」「手も足もない」という言い方もあります。
使い方・例文
- 横綱の圧倒的な強さの前に、挑戦者は手も足も出なかった。
- 難しすぎる数学の問題を前に、手も足も出ないまま時間だけが過ぎた。
- 資金も人手も足りない今の会社では、大手の値下げ攻勢に手も足も出ない。
類義語・関連語
この言葉と近い意味を持つ言葉に、次のものがあります。
- 手に負えない(てにおえない):
自分の力ではどうにもならず、扱いきれないこと。 - 薬缶で茹でた蛸のよう(やかんでゆでたたこのよう):
薬缶で茹でた蛸は手も足も出ないことから、どうしようもない、手の打ちようがないこと。
「手も足も出ない」と「手に負えない」の違い
どちらも自分の力ではどうにもならない状態を言いますが、主語に立つものが違います。
「手も足も出ない」は「挑戦者は手も足も出なかった」のように、困っている人を主語にして、打つ手が何もないことを言います。
「手に負えない」は「この仕事は私の手に負えない」のように、扱いきれない相手や物事を主語にして言います。
| 語句 | 意味 | 使い方の例 |
|---|---|---|
| 手も足も出ない (てもあしもでない) | 施す手段が何もなく、力が及ばずどうにもならない | 強すぎる相手に手も足も出ない 難問に手も足も出ない |
| 手に負えない (てにおえない) | 自分の力ではどうにもならず、扱いきれない | 手に負えないいたずらっ子 手に負えない事態 |




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