「一致団結」「一心同体」「切磋琢磨」など、協力や団結を表す四字熟語を集めました。
心を一つにする、和やかに協調する、助け合う、仲間と高め合い通じ合うの4つに分けて読みと意味を紹介し、最後に、協力の意味で使うと注意が要る語をまとめています。
学級目標やクラス・部活のスローガン、職場の標語を選ぶときの参考にしてください。
もくじ
心を一つにする・団結を表す四字熟語
- 一致団結(いっちだんけつ):
多くの人が一つの目的のために心を一つに合わせ、堅く結ばれること。 - 一心同体(いっしんどうたい):
二人以上の人が心を一つにして、あたかも一人の人間のように固く結びつくこと。
「夫婦は一心同体」のように、夫婦や親しい間柄にもいう。 - 同心戮力(どうしんりくりょく):
心を同じくして、力を合わせる様子。
「戮力」は力を合わせる意。「戮力協心」「協心戮力」「戮力同心」ともいう。 - 同心協力(どうしんきょうりょく):
心を同じくし、力を合わせて事に当たること。 - 一致協力(いっちきょうりょく):
心を一つにし、力を合わせて努力する様子。 - 群策群力(ぐんさくぐんりょく):
多くの人が策を巡らせ、力を合わせること。
もとは、君主に仕える大勢の臣下が策を出し、大勢の役人が力を尽くす意。 - 一味同心(いちみどうしん):
同じ目的のために心を一つにし、力を合わせること。また、そうして結びついた人々。
中世には、一揆(= 農民などが目的のために結束すること、またその集団)の強い連帯を指した。 - 三位一体(さんみいったい):
三つのものが一つに固く結びつく様子。また、三人が心を合わせて、一つにまとまること。
もとは、神・キリスト・聖霊を一体とするキリスト教の教えから。 - 異体同心(いたいどうしん):
体は別々でも、心は一つに固く結ばれていること。
夫婦や非常に親しい人の間柄に多く使う。 - 一心一徳(いっしんいっとく):
大勢の人が、共通の利益のために心を一つにして団結する様子。
君主と臣下が心を合わせて事に当たる意もある。中国の古典『書経』にある言葉で、「一徳一心」ともいう。 - 大同団結(だいどうだんけつ):
いくつかの党派や団体が、小さな意見の違いを越えて、共通の目的のために一つにまとまること。 - 上下一心(しょうかいっしん):
身分の上の者と下の者が、心を一つにして事に当たる様子。
「じょうげいっしん」とも読む。
和やかにまとまる・協調することを表す四字熟語
- 和気藹々(わきあいあい):
心のこもった和やかな気分がその場に満ちあふれ、人々が仲良く楽しんでいる様子。 - 和衷協同(わちゅうきょうどう):
心を合わせ、互いに協力して事に当たること。
「衷」は「まごころ」のことで、「和衷」は心の底から打ち解けて和やかになること。「和衷共済」ともいう。 - 和而不同(わじふどう):
周囲と協調しつつも、道理に反することにはむやみに同調しない姿勢。
『論語』にある孔子の言葉「君子は和して同ぜず、小人は同じて和せず」(= 立派な人は人と和やかに付き合ってもむやみに同調せず、つまらない人はすぐ同調するが打ち解けない)から。 - 一団和気(いちだんわき):
和らいだ、なごやかな雰囲気。また、親しみやすい態度。
助け合う・支え合うことを表す四字熟語
- 相互扶助(そうごふじょ):
互いに助け合うこと。
「互助」ともいう。 - 二人三脚(ににんさんきゃく):
二人が足並みをそろえ、力を合わせて物事を進めていくことのたとえ。
二人が横に並んで内側の足首をひもで結び、三本の脚で走る競技から。 - 共存共栄(きょうぞんきょうえい):
二つ以上のものが争わずに助け合いながら暮らし、そろって栄える様子。
「きょうそんきょうえい」とも読む。 - 同甘共苦(どうかんきょうく):
苦楽をともにし、分かち合うこと。
「甘を同じくし苦を共にす」と訓読する。 - 風雨同舟(ふううどうしゅう):
困難や苦難をともにする様子。
激しい風雨の中で、同じ舟に乗り合わせる意から。 - 左提右挈(さていゆうけつ):
互いに助け合うこと。
左右の手で互いに手を取り合う意から。
仲間と高め合う・通じ合う・信じ合うことを表す四字熟語
- 切磋琢磨(せっさたくま):
仲間どうしで励まし合い、競い合って向上すること。また、学問や徳を修めるために努力を重ねること。
骨や象牙、玉や石を切って磨き、細工する意から。 - 以心伝心(いしんでんしん):
言葉にしなくても、互いの心が通じ合う様子。
もとは禅宗の言葉で、言葉や文字によらず、仏法の奥義を師の心から弟子の心へ伝えることをいう。 - 意気投合(いきとうごう):
互いの気持ちや考えがぴったりと一致すること。 - 肝胆相照(かんたんそうしょう):
互いに心の底まで打ち明け、深く理解し合って親しく付き合う様子。
「肝胆」は肝臓と胆のうで、心の奥底のたとえ。「肝胆相照らす」と訓読して使うことが多い。 - 水魚之交(すいぎょのまじわり):
水と魚のように切っても切れない、非常に親密な間柄。
蜀の劉備が、軍師の諸葛亮との仲を、魚に水があるようなものだとたとえた故事から。 - 管鮑之交(かんぽうのまじわり):
互いによく理解し合い、利害を越えて信頼し合う友情のこと。
中国春秋時代、斉の宰相の管仲と政治家の鮑叔牙が、若いころから変わらない友情を持ち続けたことから。 - 刎頸之交(ふんけいのまじわり):
相手のためなら首を切られても悔いないほどの、固い友情で結ばれた交際。
中国戦国時代、趙の将軍の廉頗と重臣の藺相如が、争いを乗り越えて結んだ交わりから。
協力の意味で使うと注意が要る四字熟語
次の3つは、協力や団結の言葉として挙げられることがありますが、意味や使える場面に注意が要ります。
- 呉越同舟(ごえつどうしゅう):
仲の悪い者どうしが同じ場所に居合わせたり、行動をともにしたりすること。また、反目し合いながらも、共通の困難や利害のために協力し合うことのたとえ。
兵法書の『孫子』にある、憎み合う呉と越の人も、同じ舟で嵐に遭えば左右の手のように助け合うという話から。仲が悪いことが前提の言葉なので、クラスやチームの目標にすると、メンバーどうしの仲が悪いと言っていることになる。 - 一蓮托生(いちれんたくしょう):
事の善悪にかかわらず、仲間として行動や運命をともにすること。
もとは仏教の言葉で、死後に極楽浄土の同じ蓮の花の上に生まれ変わることをいう。今は、よくない結果になると分かっていても行動を共にする、という場面で使うことが多く、標語には向かない。 - 挙国一致(きょこくいっち):
一つの目的のために、国全体が一体となること。
国全体を指す言葉なので、学級や会社のまとまりに使うと、言葉の指す範囲が合わない。





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