意味
「耳を貸す(みみをかす)」とは、相手の話を聞き入れ、時には相談相手になってやるという意味です。
「忠告に耳を貸さない」のように、相手の忠告や意見を聞き入れるかどうかを表す場面でよく使われる言葉です。
語源・由来
この言葉は、「耳」と「貸す」を組み合わせた表現です。
「貸す」は本来、自分の持ち物を一時的に相手に使わせることを表す言葉です。
その「貸す」を耳に使い、自分の耳を相手の話のために使わせる、つまり人の言うことを聞くことを表しています。
使い方・例文
- 社長は今回の件を機に、現場の意見にも耳を貸すようになった。
- 彼女は忙しい中でも、部下の相談に耳を貸してくれる。
- 彼は忠告に耳を貸そうとせず、同じ失敗を繰り返した。
類義語・関連語
「耳を貸す」と似た場面で使われる言葉に、次のようなものがあります。
- 耳を傾ける(みみをかたむける):
相手の話や物音に注意を集中し、熱心に聞くこと。
「耳を貸す」と「耳を傾ける」の違い
どちらも人の話を聞くことを表しますが、言い表していることが違います。
「耳を貸す」は、人の言うことを聞く、また相談にのることを表し、「忠告に耳を貸さない」のように、聞こうとしない態度を言うときにもよく使われます。
「耳を傾ける」は、注意を向けて熱心に聞くという、聞き方を表します。
| 語句 | 表すこと |
|---|---|
| 耳を貸す (みみをかす) | 人の言うことを聞く・相談にのる |
| 耳を傾ける (みみをかたむける) | 注意を向けて熱心に聞く |
対義語
一方、人の意見を聞こうとしない態度を表す言葉には、次のようなものがあります。
- 聞く耳を持たない(きくみみをもたない):
初めから人の意見や忠告を聞き入れようとしないこと。
英語表現
英語では、次のような表現が近いニュアンスを持ちます。
lend an ear
相手の話に、特に同情や理解を持って耳を貸すことを表す表現。
She always lends an ear when a friend is going through a hard time.
(彼女は友人がつらい時、いつも耳を貸してあげる。)




コメント