出会い・別れを表す四字熟語・ことわざ一覧|縁・一期一会・別れのつらさ・再会の言葉と意味

出会い・別れを表す四字熟語・ことわざ一覧|縁・一期一会・別れのつらさ・再会の言葉と意味 特集
スポンサーリンク

「一期一会」「会者定離」「袖振り合うも多生の縁」など、人との出会い・縁と別れを表す四字熟語とことわざを集めました。
送別や卒業のメッセージ、スピーチなどで使える言葉を意味ごとに分け、読みと意味を紹介します。
最後に、出会いや別れの言葉として使うと意味がずれる言葉を、注意点とあわせてまとめました。

出会い・縁を表す四字熟語

  • 一期一会(いちごいちえ):
    一生に一度しかない出会い。また、その出会いを大切にしようという心構え。
    茶会はどの回も生涯でただ一度のものと考え、主人も客も心を尽くせという茶道の教えから。
  • 合縁奇縁(あいえんきえん):
    人と人の気が合うのも合わないのも、すべて不思議なめぐり合わせによるということ。
    男女や夫婦の縁にも、友人との縁にも使う。
  • 一樹之陰(いちじゅのかげ):
    この世の出会いは、どれも前世からの因縁によるということ。
    知らない人どうしが同じ木の陰で雨宿りをするのも前世の縁だ、という意から。ことわざでは「一樹の陰一河の流れも多生の縁」ともいう。
  • 盲亀浮木(もうきふぼく):
    めったに出会えないことのたとえ。
    目の見えない亀が百年に一度だけ海から顔を出し、漂う木のただ一つの穴にちょうど頭を入れるのは難しい、という仏教のたとえ話から。もとは、仏の教えに出会うことの難しさをいう。
  • 萍水相逢(へいすいそうほう):
    旅先などで、知らない人どうしが偶然に知り合うこと。
    浮き草が水の上でたまたま行き合うように、という意から。

会えば必ず別れることを表す四字熟語

  • 会者定離(えしゃじょうり):
    会った者は、いつか必ず別れるということ。
    この世のはかなさをいう仏教の言葉。
  • 社燕秋鴻(しゃえんしゅうこう):
    出会ってもほんの短い間で、すぐに別れてしまうことのたとえ。
    「社燕」はツバメ、「秋鴻」はガンのこと。春に来て秋に去るツバメと、秋に来て春に去るガンが、季節の変わり目にわずかに行き合うことから。
  • 悲歓離合(ひかんりごう):
    人生で味わう、さまざまな出来事と気持ちのこと。
    悲しむことと喜ぶこと、離れることと会うことを並べた言葉。順を入れ替えて「離合悲歓」ともいう。

別れのつらさを表す四字熟語

  • 愛別離苦(あいべつりく):
    親子や夫婦など、愛する人と別れなければならない苦しみ。
    仏教でいう八苦(= 人が逃れられない八つの苦しみ)の一つ。
  • 生離死別(せいりしべつ):
    生き別れと死に別れ。
    人の世で味わう、このうえなく悲しい別れをいう。
  • 四鳥別離(しちょうべつり):
    親と子の悲しい別れ。
    孔子の弟子の顔淵がんえんが、子と別れて嘆く母親の泣き声を、巣立つ四羽のひなを鳴きながら見送る母鳥の声にたとえた故事から。「四鳥之別」ともいう。
  • 牽衣頓足(けんいとんそく):
    別れをひどくつらく思い、惜しむ様子。
    戦に出る兵士の家族が、その衣服にすがりつき、足を踏み鳴らして別れを嘆く意から。杜甫の詩にある言葉。

見送り・送別を表す四字熟語

  • 河梁之別(かりょうのわかれ):
    人を見送って別れること。特に、親しい人とのつらい別れをいう。
    「河梁」は川にかかる橋。前漢の李陵りりょうが、友人の蘇武そぶの帰国を見送り、別れの詩を贈った故事から。
  • 陽関三畳(ようかんさんじょう):
    別れを惜しんで、送別の歌を何度も繰り返して歌うこと。
    「陽関」は、唐の詩人の王維おういが友人を送り出したときの詩で、送別の歌として名高い。「三畳」は何度も繰り返すことをいう。

離ればなれ・再会を表す四字熟語

  • 参商之隔(しんしょうのへだて):
    遠く離ればなれになって、会う機会のないこと。
    夫婦や親友が別れたままでいることや、兄弟の仲が悪いことのたとえにもいう。参しんと商しょうは西と東に離れた二つの星で、同じ空に同時には出ないことから。
  • 咫尺天涯(しせきてんがい):
    すぐ近くにいるのに、天の果てほど遠く感じられて会えないことのたとえ。
    「咫尺」はごく近い距離、「天涯」は天の果てのこと。
  • 聚散十春(しゅうさんじっしゅん):
    友人などが散り散りになり、いつの間にか十年がたってしまうこと。
    「聚散」は集まることと散らばること、「十春」は十回の春で十年をいう。
  • 一別以来(いちべついらい):
    この前別れてから今まで。
    久しぶりに会ったときのあいさつなどに使い、「一別以来ご無沙汰しております」のようにいう。

縁・出会いを表すことわざ

  • 袖振り合うも多生の縁(そでふりあうもたしょうのえん):
    道ですれ違って袖が触れ合う程度の出会いも、前世からの縁によるということ。
    「多生」は何度も生まれ変わること。「他生」と書いてもよいが、「多少」は誤り。「袖すり合うも多生の縁」ともいう。
  • 縁は異なもの味なもの(えんはいなものあじなもの):
    男と女の結びつきは思いがけないところで生まれるもので、不思議で味わい深いということ。
    「異な」は変わっている、妙だという意味。前半だけで「縁は異なもの」ともいう。
  • 躓く石も縁の端(つまずくいしもえんのはし):
    どんなにささいな関わりにも、前世からの縁があるということ。
    道でたまたまつまずいた石とさえ、どこかで縁がつながっているという意から。小さな縁も大事にせよという教えとしても使う。
スポンサーリンク

別れ・縁が切れることを表すことわざ・慣用句

  • 会うは別れの始め(あうはわかれのはじめ):
    人と出会えば、いつかは必ず別れの時が来るということ。
    四字熟語の「会者定離」と同じ意味。「逢うは別れの始め」とも書く。
  • 来る者は拒まず、去る者は追わず(くるものはこばまずさるものはおわず):
    訪ねてくる人は誰でも受け入れ、自分から離れていく人は無理に引き止めないということ。
    前半を略して「去る者は追わず」ともいう。孟子が門人を迎えるときの態度を述べた言葉から。
  • 袂を分かつ(たもとをわかつ):
    それまで行動を共にしてきた人と別れ、関係を断つこと。
    「袂たもと」は和服の袖の、袋のように垂れた部分。

再会・縁が戻ることを表すことわざ・慣用句

  • 旧交を温める(きゅうこうをあたためる):
    しばらく途絶えていた昔なじみとの付き合いを、また始めること。
    同窓会などで、久しぶりに会った友人と語り合うときにいう。
  • 元の鞘に収まる(もとのさやにおさまる):
    仲たがいしたり離縁したりした者どうしが、再び前の関係に戻ること。
    絶交した友人どうしにも、別れた夫婦にも使う。

出会い・別れの意味で使うと注意が要る言葉

出会いや別れに関わる言葉でも、意味がずれて送別や再会の言葉には向かないものを集めました。

  • 千載一遇(せんざいいちぐう):
    千年に一度しか巡ってこないほど、めったにない好機。
    人との出会いではなく、チャンスをいう言葉。
  • 怨憎会苦(おんぞうえく):
    憎くて恨んでいる相手と、顔を合わせなければならない苦しみ。
    愛別離苦と並ぶ仏教の八苦の一つ。「会う」の字が入るが、よい出会いではなく、嫌な相手と会うつらさをいう。
  • 幽明異境(ゆうめいいきょう):
    死によって、この世とあの世とに分かれること。
    弔辞などで使う死別の言葉なので、卒業や転勤の別れに使うと、相手が亡くなったような意味になる。
  • 手を切る(てをきる):
    それまでの関係を断つこと。
    多くは、悪い仲間との関係や男女の関係を清算するときにいう。円満な別れや送別の言葉には向かない。
  • 金の切れ目が縁の切れ目(かねのきれめがえんのきれめ):
    お金でつながっていた関係は、お金がなくなると終わってしまうということ。
    男女の仲についていうことが多い。別れの言葉として使うと、相手との関係はお金だけだったと言うことになる。
  • 腐れ縁は離れず(くされえんははなれず):
    好ましくない縁ほど、なかなか断ち切れないということ。
    男女の仲にも、ほかの人間関係にも使う。親しみを込めたつもりでも、相手との縁を好ましくないものと言うことになる。
  • 破鏡再び照らさず(はきょうふたたびてらさず):
    離縁した夫婦の仲のように、一度壊れた関係は元には戻らないということ。
    割れた鏡は二度と物を映さないことから。別れの挨拶に使うと、二度と会わないと言うことになる。
  • 焼け木杭に火が付く(やけぼっくいにひがつく):
    以前に深い仲だった者どうし、特に男女が、何かのきっかけでまたよりを戻すこと。
    一度焼けて炭になった杭は火が付きやすいことから。友人との再会に使うと、恋愛の仲が戻ったと受け取られる。

スポンサーリンク

コメント

URLをコピーしました