干支「亥(猪)」のことわざ・慣用句・四字熟語一覧。豚も

干支「亥(猪)」のことわざ・慣用句・四字熟語一覧。豚も 特集
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古くから「山の神」として恐れ敬われ、凄まじい突進力を持つ「猪」。
干支の亥に当てる動物は、日本では勇猛な猪ですが、発祥地の中国などでは家畜の豚です。
本記事では、猪の力強さを表す言葉から、豚にまつわる身近な教訓、さらには文化的な背景まで、「猪・豚」に関する多彩な表現を一覧で紹介します。

勢いや性質を表す言葉

  • 猪突猛進(ちょとつもうしん):
    周囲の状況を考えずに、一つのことに向かって猛烈な勢いで突き進むこと。
  • 猪武者(いのししむしゃ):
    向こう見ずに敵中へ突進する武士。転じて、状況を考えずにがむしゃらに事を行う人。
  • 手負いの猪(ておいのいのしし):
    猟師に撃たれるなどして手負いになった猪は凶暴化し、死に物狂いで襲いかかってくる。
    追い詰められた者の必死の反撃を指す言葉としても使われる。

価値や戒めを表す言葉

  • 豚に真珠(ぶたにしんじゅ):
    価値の分からない者に貴重なものを与えても、全く無駄であるたとえ。
    新約聖書で、「真珠を豚に投げてやるな」と戒めたイエスの言葉に由来する。
  • 豚もおだてりゃ木に登る:
    能力のない者でも、おだてられれば普段できないことさえやってのける。
    1970年代半ばからのテレビアニメ「タイムボカン」で広まった表現で、それ以前に福島県会津地方で使われていたともいう。
  • 遼東の豕(りょうとうのいのこ):
    ありふれたものを自分だけ珍しいと思い込み、自慢する独りよがり。
    遼東で生まれた白頭の豚を珍重し都へ献上に向かったが、他の土地ではありふれていて恥をかいたという故事にちなむ。

文化や風習に関する言葉

  • 猪鹿蝶(いのしかちょう):
    花札で、萩の猪・紅葉の鹿・牡丹の蝶の10点札3枚。また、その3枚をそろえた役。
  • 山鯨(やまくじら):
    猪の肉、また獣肉一般の異称。
    獣肉を食べるのを忌んで言いかえた語。
  • 猪口(ちょこ):
    酒を飲むための陶製の小さな器。
    「猪口」は「ちょく」という語に当てた字で、「ちょこ」はその変化した形。
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学びや欲望を表す四字熟語

  • 一竜一猪(いちりゅういっちょ):
    努力して学ぶ者と怠ける者の間には、竜と豚ほどの大きな差ができるという教え。
    唐の詩人・韓愈が子への教訓として詠んだ詩に由来する。
  • 封豕長蛇(ほうしちょうだ):
    大きな猪と長い蛇の意で、貪欲で残忍な人のたとえ。
    中国の史書「春秋左氏伝」に見える、侵略者を非難する言葉である。

英語圏における豚の表現

  • Cast pearls before swine:
    価値の分からない者に貴重なものを与える無駄を表す、聖書由来の表現。
  • When pigs fly:
    豚が空を飛ぶ時、つまり「絶対にあり得ないこと」を指す皮肉な慣用句。
  • Buy a pig in a poke:
    中身をよく確かめずに物を買うことを戒める言葉。

日本の「亥」はイノシシ、ほかの漢字文化圏ではブタ

十二支の「亥」は、他の漢字文化圏では一般的に「豚」を指しますが、日本だけが「猪」に置き換わっています。

亥年は何年?西暦と和暦の早見表

年干支(十干十二支)
1947年(昭和22年)丁亥(ひのとい)
1959年(昭和34年)己亥(つちのとい)
1971年(昭和46年)辛亥(かのとい)
1983年(昭和58年)癸亥(みずのとい)
1995年(平成7年)乙亥(きのとい)
2007年(平成19年)丁亥(ひのとい)
2019年(平成31年/令和元年)己亥(つちのとい)
2031年(令和13年(予定))辛亥(かのとい)
2043年(令和25年(予定))癸亥(みずのとい)
2055年(令和37年(予定))乙亥(きのとい)
2067年(令和49年(予定))丁亥(ひのとい)
2079年(令和61年(予定))己亥(つちのとい)

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