干支「戌(犬)」のことわざ・慣用句・四字熟語一覧

干支「戌(犬)」のことわざ・慣用句・四字熟語一覧 特集
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忠誠や恩義を表す言葉

  • 犬は三日飼えば三年恩を忘れない
    犬はわずか三日世話をされただけでも、三年もの間その恩を忘れないということ。江戸時代の書物「譬喩尽」に見える言葉。
  • 犬馬の労(けんばのろう):
    主君や他人のために、犬や馬のように身を粉にして懸命に働くことをへりくだって言う言葉。中国の後漢時代の文書にも見られる表現。

行動や結果を表す言葉

  • 犬も歩けば棒に当たる(いぬもあるけばぼうにあたる):
    行動を起こせば思わぬ災難に遭う、または幸運に出会うことのたとえ。
  • 夫婦喧嘩は犬も食わぬ(ふうふげんかはいぬもくわぬ):
    夫婦の争いは些細な理由から起きてすぐ仲直りするものなので、周りの他人が本気で仲裁するには及ばないという意味。
  • 尾を振る(おをふる):
    目上の人に対して愛想を振りまき、こびへつらう様子のたとえ。犬が飼い主に甘えて尾を振る姿から生まれた表現。
  • 犬に論語(いぬにろんご):
    道理の通じない相手に、孔子の教えである論語のような立派な話をしても無駄で、まるで効果が期待できないことのたとえ。

争いや批判を表す言葉

  • 犬猿の仲(けんえんのなか):
    犬と猿のように、顔を合わせるたびに喧嘩ばかりしてしまうほど、非常に折り合いが悪く打ち解けない様子。
  • 負け犬の遠吠え(まけいぬのとおぼえ):
    臆病な人が、相手の見えない陰でこそこそと威張ったり悪口を言ったりすること。負けた犬が遠くから吠える様子から。
  • 飼い犬に手を噛まれる(かいいぬにてをかまれる):
    日頃から目をかけて世話をしていた者から、恩を忘れたかのように思いがけない裏切りや危害を受けることのたとえ。
  • 犬死に(いぬじに):
    名誉や成果につながらない、何の価値もない無駄な死に方をすること。犬を卑しむ古くからの見方が背景にあるとされる。

犬にまつわる四字熟語

  • 鶏鳴狗盗(けいめいくとう):
    鶏の鳴きまねと犬のような盗みの技に長けた食客が、孟嘗君を秦の追手から救った故事。つまらない特技も役に立つという教え。
  • 狡兎死して走狗煮らる(こうとししてそうくにらる):
    すばしこい兎が死に絶えると、猟に使った犬は不要とされ煮て食われる意から、功臣が用済み後に切り捨てられる悲哀を表す。
  • 画虎類狗(がこるいく):
    立派な虎を描こうとしたのに、出来上がったものが犬に似てしまうという失敗。後漢の武将・馬援が甥への戒めに用いた言葉。
  • 蜀犬日に吠ゆ(しょくけんひにほゆ):
    曇りの多い蜀の地では、たまに太陽が出ただけで犬が怪しんで吠える様子から、見識の狭い者が賢者の言行を疑うたとえ。
  • 喪家の狗(そうかのいぬ):
    喪中の家では犬の世話が行き届かず痩せ衰えることから、諸国を放浪した孔子の窶れた姿を評した故事に由来する言葉。
  • 犬牙錯綜(けんがさくそう):
    国境などが犬の牙のように複雑に食い違って入り組む様子。漢の高祖が領地を互いに牽制させて配置した故事にちなむ。

英語圏における犬の表現

  • Every dog has his day
    今は不遇でも、誰にでも一度は幸運な全盛期が巡ってくるということ。
  • Let sleeping dogs lie
    そっとしておけば害がないものを、わざわざ刺激して問題を起こすな。
  • It’s a dog eat dog world
    他者を蹴落としてでも生き残ろうとする、過酷で利己的な競争社会。

神社の「狛犬」は、もともと犬ではなかった

狛犬 神社

神社の門前に鎮座する「狛犬」ですが、本来は左右で異なる生き物でした。
口を開けた像が「獅子(ライオン)」、口を閉じた角を持つ像が「狛犬」と区別されており、一対で異なる聖獣を表していました。
時代が下るにつれて両者の区別が薄れ、角が省略されて現在の犬に近い姿へと変化していきました。
そのルーツは、インドから中国・朝鮮半島を経て日本へと伝わった聖獣像のペアにあります。

過去・未来の戌年年表

西暦和暦干支(十干十二支)
1946年昭和21年丙戌(ひのえいぬ)
1958年昭和33年戊戌(つちのえいぬ)
1970年昭和45年庚戌(かのえいぬ)
1982年昭和57年壬戌(みずのえいぬ)
1994年平成6年甲戌(きのえいぬ)
2006年平成18年丙戌(ひのえいぬ)
2018年平成30年戊戌(つちのえいぬ)
2030年令和12年庚戌(かのえいぬ)
2042年令和24年壬戌(みずのえいぬ)
2054年令和36年甲戌(きのえいぬ)
2066年令和48年丙戌(ひのえいぬ)
2078年令和60年戊戌(つちのえいぬ)

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