「四面楚歌」や「矛盾」、「水魚の交わり」といった故事成語の多くは、特定の中国古典1冊に由来します。
その由来となった書物ごとに、成り立ちや故事成語との関わりを解説した記事をまとめました。
経書、四書、諸子百家の思想書、歴史書の4つに分けた18冊です。
経書(五経)
儒教が特に重んじた5つの経典で、四書とあわせて「四書五経」と呼ばれます。
- 詩経(しきょう):
中国最古の詩集。
代表的な言葉:他山の石/切磋琢磨 など - 書経(しょきょう):
堯・舜から夏・殷・周の王の言葉を集めた文献。
代表的な言葉:火を見るよりも明らか/玩物喪志 など - 易経(えききょう):
占いの原理を説く五経の筆頭。
代表的な言葉:窮すれば通ず/虎視眈々 など - 礼記(らいき):
儒教の礼儀・制度を記した経典。
代表的な言葉:喜怒哀楽/付和雷同 など - 春秋左氏伝(しゅんじゅうさしでん):
孔子の『春秋』を題材にした歴史物語。
代表的な言葉:牛耳/食指が動く など
四書
孔子・孟子ら儒学者の教えをまとめた、儒教の基本文献とされる書物群です。
諸子百家の思想書
儒家以外の立場から国家や人生のあり方を説いた、春秋戦国時代の思想家たちの著作です。
- 老子(ろうし):
道家の始祖・老子に仮託された思想書。
代表的な言葉:大器晩成/足るを知る など - 荘子(そうし):
道家の思想家・荘子の言行を伝える書物。
代表的な言葉:胡蝶の夢/明鏡止水 など - 韓非子(かんぴし):
法家思想家・韓非の著書。
代表的な言葉:矛盾/守株 など - 列子(れっし):
道家の思想家・列御寇に仮託された書物。
代表的な言葉:杞憂/朝三暮四 など - 淮南子(えなんじ):
前漢の淮南王・劉安のもとに集った学者たちが編んだ書物。
代表的な言葉:人間万事塞翁が馬/神出鬼没 など - 孫子(そんし):
孫武が著した現存最古の兵法書。
代表的な言葉:風林火山/呉越同舟 など
歴史書
王朝や人物の事績を記録した書物です。






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