「一念発起」「七転八起」「初志貫徹」「捲土重来」など、挑戦の場面で使える四字熟語を集めました。
新しく踏み出す、恐れず進む、失敗してもくじけない、あきらめず続ける、全力で打ち込む、失敗から巻き返すの6つに分けて、読みと意味を紹介します。
最後に、挑戦の言葉として選ぶときに意味に注意が要る語もまとめました。
もくじ
新しいことに踏み出す・決心して始める四字熟語
- 一念発起(いちねんほっき):
それまでの考えを改めて、ある事をやり遂げようと心に決め、熱心に打ち込むこと。
もとは、悟りを求める心を起こすことをいう仏教の言葉。 - 心機一転(しんきいってん):
何かをきっかけに、気持ちがすっかり変わること。また、気持ちを入れ替えること。 - 改過自新(かいかじしん):
自分の過ちを改め、心を入れ替えて出直すこと。
「過ちを改め自ら新たにす」と読む。『史記』にある言葉。 - 進取果敢(しんしゅかかん):
古い慣習にとらわれずに進んで新しいことに取り組み、思い切って大胆に物事を行う様子。
「進取」は自分から進んで物事をすること、「果敢」は決断力があって大胆なこと。
恐れずに勇ましく進む四字熟語
- 勇往邁進(ゆうおうまいしん):
目標に向かって、わき目もふらず勇ましく突き進むこと。 - 勇猛果敢(ゆうもうかかん):
勇ましくて強く、決断力に富んでいる様子。 - 勇気凛々(ゆうきりんりん):
何事も恐れず、勇ましく物事に立ち向かおうとする気力に満ちあふれていること。 - 剛毅果断(ごうきかだん):
意志がしっかりしていて、思い切って物事を行う様子。 - 意気衝天(いきしょうてん):
意気込みが天を突くほど盛んなこと。
「意気天を衝く」ともいう。 - 雄心勃勃(ゆうしんぼつぼつ):
雄々しい心が盛んにわき起こる様子。
失敗してもくじけない・何度でも立ち上がる四字熟語
- 七転八起(しちてんはっき):
何度失敗してもくじけず、立ち直ってやり抜くこと。
七回転んで八回起き上がる意から。人生の浮き沈みが激しいことのたとえにも使う。 - 不撓不屈(ふとうふくつ):
どんな困難にあっても、決して心がくじけない様子。 - 百折不撓(ひゃくせつふとう):
何度くじけても、志を曲げないこと。 - 堅忍不抜(けんにんふばつ):
つらいことにもじっと耐えて、どんな困難にも心を動かさない様子。 - 試行錯誤(しこうさくご):
いろいろな方法を繰り返し試し、失敗を重ねながら解決の道を探っていくこと。
あきらめずに挑み続ける・志を貫く四字熟語
- 初志貫徹(しょしかんてつ):
初めに心に決めた志を、最後まで貫き通すこと。 - 臥薪嘗胆(がしんしょうたん):
仇を討つため、また目的を成し遂げるために、長い間苦労を重ねるたとえ。
中国の春秋時代、越との戦いで父を失った呉王の夫差が薪の上に寝て父の仇を忘れまいとし、敗れた越王の勾践が苦い胆をなめて恥を忘れまいとした故事から。 - 志操堅固(しそうけんご):
志や主義を堅く守り、何があっても変えない様子。 - 確乎不抜(かっこふばつ):
意志や考えがしっかりしていて、動じない様子。
中国の古典『易経』にある言葉から。「確固不抜」とも書く。 - 点滴穿石(てんてきせんせき):
わずかな力でも、積み重ねていけば大きな事を成し遂げられるというたとえ。
しずくが長い年月をかけて固い石に穴をあける意から。「点滴石を穿つ」ともいう。 - 面壁九年(めんぺきくねん):
長い間、忍耐強く一つのことに打ち込んで努力すること。
達磨大師が中国の少林寺で壁に向かって九年間座禅を組み、悟りを開いたという故事から。 - 愚公移山(ぐこういざん):
怠らずに努力を続ければ、どんなに大きな事業も成し遂げられるというたとえ。
老人の愚公が、行き来の妨げになる山を崩し始めた。笑われても「子や孫の代まで続ければいつかは成る」と答え、その志に感じた天帝が山を移したという、中国の古典『列子』の話から。「愚公山を移す」ともいう。 - 磨斧作針(まふさくしん):
くじけずに努力を続ければ、どんなことでも成し遂げられるということ。
斧を研いで針にする意。「磨杵作針」ともいう。
全力で打ち込む・勝負に挑む四字熟語
- 粉骨砕身(ふんこつさいしん):
骨を粉にし身を砕くほど、力の限り努力すること。 - 一心不乱(いっしんふらん):
一つのことに心を集中して、ほかのことに気をとられない様子。 - 獅子奮迅(ししふんじん):
獅子が奮い立って暴れ回るように、激しい勢いで物事に取り組むこと。 - 力戦奮闘(りきせんふんとう):
力の限りを尽くして戦うこと。また、全力で困難にぶつかっていく様子。 - 乾坤一擲(けんこんいってき):
運命をかけて、のるかそるかの大勝負をすること。
「乾坤」は天と地のことで、さいころを一度投げて天が出るか地が出るかに賭ける意から。 - 精神一到(せいしんいっとう):
精神を一つのことに集中すれば、どんなに難しいことでも成し遂げられるという教え。
「精神一到何事か成らざらん」の略で、南宋の儒学者朱熹の言行録『朱子語類』にある言葉。 - 背水之陣(はいすいのじん):
一歩も後に引けない立場に身を置いて、必死に物事に取り組むことのたとえ。
漢の将軍韓信が趙の軍と戦ったとき、わざと川を背にして陣を敷き、味方に退却できない覚悟をさせて勝ったという『史記』の故事から。「背水の陣」ともいう。 - 破釜沈船(はふちんせん):
生きて帰らない決意で戦いに臨むこと。
楚の項羽が川を渡ったあと船を沈め、飯を炊く釜を壊して退路を断ったという『史記』の故事から。
失敗から巻き返す四字熟語
- 捲土重来(けんどちょうらい):
一度負けたり失敗したりした者が、ふたたび激しい勢いで巻き返してくること。
「捲土」は土煙を巻き上げること。唐の詩人杜牧が、戦いに敗れて自ら命を絶った項羽を惜しみ、故郷に戻って再起していれば巻き返せたかもしれない、と詠んだ詩の句から。 - 起死回生(きしかいせい):
だめになりかけた物事や行き詰まった状態を、もう一度よみがえらせること。
もとは、死にかかっている病人を生き返らせる意。 - 名誉挽回(めいよばんかい):
一度失った信用やよい評判を取り戻すこと。
挑戦の意味で使うと注意が要る四字熟語
挑戦の四字熟語として挙げられることがありますが、本来は向こう見ずな様子や、苦しい状況・助けのない状況を表すため、目標や座右の銘に選ぶときには注意が要る語です。
- 猪突猛進(ちょとつもうしん):
周りや先のことを考えず、一つの目標めがけて、激しい勢いでまっしぐらに突き進むこと。
向こう見ずな様子をたしなめるときにも使う語で、目標に掲げると、周りが見えずに突っ走る意味で読まれる。 - 悪戦苦闘(あくせんくとう):
強い敵を相手に非常に苦しい戦いをすること。転じて、困難な状況の中で苦しみながら努力することもいう。
苦しんでいる最中の様子を表す語なので、これから目指す姿として掲げる言葉には向かない。 - 孤軍奮闘(こぐんふんとう):
味方の助けが来ない孤立した中で、懸命に戦うこと。また、だれにも頼らずに一人で努力を重ねること。
チームの目標やスローガンにすると、仲間の助けがない状態を掲げることになる。





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