「親子」にまつわることわざ・四字熟語・慣用句 一覧

「親子」にまつわることわざ・四字熟語・慣用句 一覧 まとめ
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古くから日本の言葉には、親子関係を表すことわざや慣用句等が数多く残されています。
愛情の注ぎ方や自立への促し、親子の性質など、先人たちが経験から導き出した教訓が凝縮されています。
今回は、親と子にまつわる有名な言葉をカテゴリ別に整理して紹介します。

親の愛情と子の成長

  • 這えば立て、立てば歩めの親心(はえばたて、たてばあゆめのおやごころ):
    親は常に我が子の健やかな成長を願い、喜ぶものだという真理。
  • 親の心子知らず(おやのこころこしらず):
    子が親の深い愛情や苦労に気づかず、勝手気ままに振る舞う様子。
  • 可愛い子には旅をさせよ(かわいいこにはたびをさせよ):
    我が子を愛するなら、あえて世の中の苦労を経験させるべきだという教え。
  • 親はなくとも子は育つ(おやはなくともこはそだつ):
    親がいなくても、子どもは自然と世間にもまれて成長していくという事実。
  • 栴檀は双葉より芳し(せんだんはふたばよりかんばし):
    大成する優れた人物は、幼い頃から並外れた才能や素質を示すという例え。
  • 目に入れても痛くない(めにいれてもいたくない):
    子どもや孫などを極端に溺愛し、この上なくかわいがる様子。
  • 子は三界の首枷(こはさんがいのくびかせ):
    親は子への愛情ゆえに一生涯自由を奪われ、苦労が絶えないという事実。
  • 掌中の珠(しょうちゅうのたま):
    手の中の宝玉のように、決して手放さず最も大切にしている最愛の子ども。
  • 子を見ること親に如かず(こをみることおやにしかず):
    子どもの性質や長所短所を最も正確に把握しているのは、他ならぬ親である。

親子の教訓と自立

  • 子は鎹(こはかすがい):
    子どもへの愛情が、夫婦の縁を強くつなぎとめる役割を果たすという事実。
  • 孝行のしたい時分に親はなし(こうこうのしたいじぶんにおやはなし):
    後悔なきよう、親が生きている間に十分な孝行を尽くすべきだという戒め。
  • 親の意見と茄子の花は千に一つも無駄は無い(おやのいけんとなすびのはなはせんにひとつもむだはない):
    親が子を諭す忠告は必ず役立つため、素直に聞き入れるべきだという教え。
  • 子は親の鏡(こはおやのかがみ):
    子どもの振る舞いを見れば、日頃の親の行動や家庭教育の良し悪しがわかる。
  • 三つ子の魂百まで(みつごのたましいひゃくまで):
    幼少期に形成された性格や性質は、年老いても決して変わらないという真理。
  • 親の甘茶が毒となる(おやのあまちゃがどくとなる):
    親が過度に溺愛して甘やかすことは、かえって子どもの将来を台無しにする。
  • 獅子の子落とし(ししのこおとし):
    我が子にあえて厳しい試練を与え、その才能や自立心を強く鍛え上げる様子。
  • 内弁慶の外地蔵(うちべんけいのそとじぞう):
    家族の前では威張り散らすが、一歩家の外に出ると大人しく臆病になる性質。
  • 鳶が鷹を産む(とんびがたかをうむ):
    平凡な親から、類まれなる才能や容姿を持った優秀な子どもが生まれること。
  • 子を持って知る親の恩(こをもってしるおやのおん):
    自分が親になって初めて、親の深い愛情や育児の苦労が真に理解できる。
  • いつまでもあると思うな親と金(いつまでもあるとおもうなおやとかね):
    親の庇護やお金は永遠ではないため、早く自立して生きるべきだという戒め。
  • 親の脛かじり(おやのすねかじり):
    独立すべき年齢になっても自ら生計を立てず、親の経済的な援助に頼る様子。
  • 可愛さ余って憎さ百倍(かわいさあまってにくさひゃくばい):
    愛情が深かった分だけ、裏切られた時に抱く憎悪や恨みも非常に強くなる。
  • 反面教師(はんめんきょうし):
    他人の悪い言動を反省材料とし、自分はそうならないよう学ぶための対象。

親子の繋がりと性質

  • 蛙の子は蛙(かえるのこはかえる):
    子は親の性質を受け継ぐため、凡人の子は凡人にしかならないという例え。
  • 血は水よりも濃い(ちはみずよりもこい):
    血縁関係の絆は、他人とのどのようなつながりよりも深く強いという真理。
  • この親にしてこの子あり(このおやにしてこのこあり):
    子は親の性質を色濃く受け継ぐものだと、感心や呆れを込めて評価する表現。
  • 親の光は七光(おやのひかりはななひかり):
    親の権力や名声の恩恵が大きく、子がその威光によって利益を得る様子。
  • 氏より育ち(うじよりそだち):
    人間の形成には、生まれ持った血筋よりも、育った環境や教育が重要である。
  • 瓜の蔓に茄子はならぬ(うりのつるになすびはならぬ):
    平凡な親からは平凡な子しか生まれず、血筋は決して争えないという例え。
  • 親譲り(おやゆずり):
    親の性格や才能、容姿、財産などを子がそのまま受け継いでいる状態。

「親」を指す言葉に戒めが多い理由

日本のことわざにおいて、親に関する言葉は「甘やかすな」「親もいつかは死ぬ」といった厳しい戒めが目立ちます。
かつての日本では家督相続を前提とした「家制度」が重んじられており、跡取りを正しく育てることが一族の存続に直結していました。
個人の愛情よりも「家を守るための厳格な教育」が優先された歴史的背景が、これらの言葉に反映されています。

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