メキシコのことわざ(Refranes または Dichos)は、この国の豊かな歴史と文化を表現する言葉です。
スペイン語を基本としながら、アステカやマヤ文明の伝統、先住民の知恵、カトリックの教えと地域の感性が融合して、独特の表現が生まれています。
これらのことわざには、家族や友人との関係、食文化への愛着、そして人生の経験に対するメキシコ独自の見方が反映されています。
この記事では、メキシコで親しまれ、日常生活や文化に浸透している30の有名なことわざをご紹介します。
メキシコのことわざの特徴
メキシコのことわざには、そのユニークな文化的背景から、いくつかの特徴が見られます。
- 文化の融合:
スペイン語が基盤ですが、先住民言語からの影響や、カトリックと土着信仰が融合したシンクレティズム(宗教混淆)的な価値観が表れることがあります。 - 食文化との結びつき:
トウモロコシ、トルティーヤ、タコス、チレ(唐辛子)、モレ、メスカルなど、メキシコを代表する食文化が比喩として頻繁に登場します。 - 家族と共同体:
家族(Familia)や、名付け親・後見人を通じた関係(Compadrazgo)など、強い人間関係を重視する価値観が反映されています。 - 現実主義とユーモア:
人生の困難や社会の矛盾を鋭く指摘しつつも、それをユーモラスに、あるいは皮肉を込めて表現することがあります。 - 死生観:
「死者の日」に代表されるように、生と死を身近なものとして捉える独特の死生観が垣間見えることわざもあります。
人生と運命の教え
人生のあり方、運命、そして物事の本質に関するメキシコの知恵を紹介します。
眠るエビは流される
Camarón que se duerme, se lo lleva la corriente.
- 日本語訳:
眠っているエビは、流れに持っていかれる。 - 日本のことわざ:
油断大敵 / 好機逸すべからず - 意味:
注意を怠ったり行動が遅れたりすると、チャンスを逃したり悪い状況に流されたりする。 - 教訓:
常に状況に注意を払い、機敏に行動することが重要である。 - 使い方:
油断している人や行動を起こさない人への警告として使われます。
スペイン語圏で広く使われることわざです。
飛ぶ百羽より手の中の一羽
Más vale pájaro en mano que ciento volando.
- 日本語訳:
手の中の一羽の鳥は、飛んでいる百羽よりも価値がある。 - 日本のことわざ:
明日の百より今日の五十 - 意味:
不確実な未来の大きな利益よりも、小さくても確実に手に入る現在のものの方が価値がある。 - 使い方:
堅実さや現実的な判断を奨励する際に使われる、非常に一般的なことわざです。 - 文化的背景:
これもスペイン語圏で広く使われる、リスクよりも確実性を重視する考え方を示すことわざです。
ノパルは実がなるときだけ見に来られる
Al nopal lo van a ver sólo cuando tiene tunas.
- 日本語訳:
ノパル(ウチワサボテン)は、トゥナ(サボテンの実)が付いている時だけ、人は見に来る。 - 日本の言い回し:
苦しい時の神頼み / 利用価値がある時だけ - 意味:
人は、相手に利用価値がある時や、何かを得られる時にだけ近づいてくるものだ。 - 使い方:
普段は関心を示さないのに都合の良い時だけ寄ってくる人々の態度を皮肉を込めて表現する時に使います。 - 文化的背景:
メキシコの食文化に欠かせないノパルとトゥナを用いた、非常にメキシコらしいことわざ。
人間の利己的な性質や、表面的な人間関係への洞察を示しています。
生まれながらのインコはどこでも緑
El que es perico, dondequiera es verde.
- 日本語訳:
インコである者は、どこへ行っても緑色だ。 - 日本の言い回し:
本性は隠せない / どこへ行っても自分は自分 - 意味:
人の本質や才能、性格は、環境が変わっても変わることはない。本来持っているものは、どこにいても現れる。 - 使い方:
人の持つ本来の良さや才能が、どんな状況でも発揮されることを肯定的に言う場合や、逆に悪い性質は隠せないと指摘する場合にも使われます。 - 教訓:
自分の本質を大切にし、それを発揮することが重要である。
通りのランプ、家の暗闇
Candil de la calle, oscuridad de su casa.
- 日本語訳:
通りの街灯(のように外では明るいが)、自分の家では暗闇。 - 日本のことわざ:
内弁慶 / 外面(そとづら)が良い - 意味:
外では愛想が良く、親切で活動的だが、家の中(家族に対して)では無愛想だったり、無関心だったりする。 - 使い方:
外面と内面のギャップが大きい人を評する時に使われます。家庭を顧みない人への批判としても使われます。 - 文化的背景:
家庭(Familia)を非常に大切にするメキシコ文化において、特にネガティブな意味合いを持つことがある表現です。
飲まない水は流しておけ
Agua que no has de beber, déjala correr.
- 日本語訳:
あなたが飲むことのない水は、流れるに任せなさい。 - 日本の言い回し:
余計な口出しはしない / 他人の問題に深入りしない - 意味:
自分に関係のないことや、自分が責任を持てないことに、余計な口出しや干渉をすべきではない。 - 使い方:
他人の問題に深入りしすぎることへの戒めや、自分に関係のないことにエネルギーを使わないという処世術として使われます。 - 教訓:
自分の領域を守り、他人の問題に過度に干渉しないことが賢明である。
死者は穴へ、生者は喜びへ
El muerto al pozo y el vivo al gozo.
- 日本語訳:
死者は穴(墓)へ、そして生者は喜び(楽しむこと)へ。 - 日本の言い回し:
死んだ子の歳を数えるな / いつまでも悲しんでいられない - 意味:
死んだ人のことを嘆き続けても仕方がない。
残された生者は、悲しみを乗り越え、自分の人生を楽しみ生きていかなければならない。 - 使い方:
死別の悲しみから立ち直り、前を向いて生きていくことの重要性を説く、現実的な言葉として使われます。 - 文化的背景:
メキシコの「死者の日」に見られるように、死をタブー視せず「生の一部」として捉える独特の死生観が背景にあるかもしれません。
現実を受け入れ、生を肯定する力強さが感じられます。
早起きしても夜明けは早くならない
No por mucho madrugar amanece más temprano.
- 日本語訳:
いくら早く起きても、それによって夜明けが早くなるわけではない。 - 日本のことわざ:
人事を尽くして天命を待つ / 時期が来るのを待つ - 意味:
物事には自然なタイミングや流れがあり、人間がいくら焦っても、それを早めることはできない。 - 使い方:
焦りすぎる人に対して、落ち着いて待つことの重要性を説いたり、自然の摂理や運命を受け入れる姿勢を示したりする時に使われます。 - 教訓:
焦りは禁物であり、物事には適切な時期がある。
色のつかないチョコレートは、薄いしるし
Chocolate que no tiñe, claro está.
- 日本語訳:
(カップなどを)染めないチョコレートは、澄んでいる(色が薄い)。 - 日本の言い回し:
(近い意味で)見かけ倒し / 本物ではない - 意味:
本物や質の高いものは、その影響力や特徴(色をつける力)がはっきりと現れる。それがなければ、見かけだけで中身が伴わない証拠だ。 - 使い方:
実力や内容が伴わない人や物事を評する時に使われます。 - 文化的背景:
チョコレートの起源の地とされるメキシコならではの比喩。本物かどうかを見極める際の指標を示唆しています。
人間関係と社会の知恵
人との付き合い方、社会における振る舞い、そして人間の性質に関する洞察です。
オオカミと歩む者は、遠吠えを覚える
El que con lobos anda, a aullar se enseña.
- 日本語訳:
オオカミと一緒に歩む者は、遠吠えを教わる(覚える)。 - 日本のことわざ:
朱に交われば赤くなる / 類は友を呼ぶ - 意味:
人は付き合う仲間や環境から大きな影響を受け、その行動や考え方に染まっていく。 - 使い方:
交友関係が人格形成に与える影響の大きさを説く時、特に悪い仲間と付き合うことへの警告として使われます。 - 文化的背景:
スペイン語圏で広く使われることわざ。友人や所属する集団の重要性を示唆しています。
船長が命じるところ、水夫は統治せず
Donde manda capitán, no gobierna marinero.
- 日本語訳:
船長が命令するところでは、水夫は統治しない。 - 日本の言い回し:
(組織における)指揮命令系統 / 上意下達 - 意味:
組織や集団においては、権限を持つリーダーの指示に従うべきであり、下の者が勝手な判断で動くべきではない。 - 使い方:
組織のヒエラルキーや指揮命令系統の重要性を説く時、あるいは権限のない者が口出しすることへの牽制として使われます。 - 文化的背景:
スペイン由来のことわざ。組織における秩序や権威の必要性を示しています。
スープは皿から口へ運ぶ間にこぼれる
Del plato a la boca se cae la sopa.
- 日本語訳:
皿から口へ(運ぶ間に)、スープはこぼれる。 - 日本のことわざ:
(近い意味で)好事魔多し / 油断大敵 - 意味:
物事が完全に達成される直前には、予期せぬ障害や失敗が起こりやすい。最後まで気を抜いてはいけない。 - 使い方:
計画が順調に進んでいる時でも、最後の最後まで油断しないように注意を促す際に使われます。 - 教訓:
物事は完了するまで何が起こるかわからない。
何を自慢するか言ってみなさい、何が欠けているか言い当てよう
Dime de qué presumes y te diré de qué careces.
- 日本語訳:
あなたが何を自慢しているか私に言いなさい、そうすれば私はあなたに何が欠けているか言うだろう。 - 日本の言い回し:
(心理学的に)欠けているものほど誇示したがる - 意味:
人がことさらに自慢することは、実はその人が内心で劣等感を抱いている点や、本当に持っていないものであることが多い。 - 使い方:
過剰な自慢話をする人の心理を分析したり、その自慢の裏にあるコンプレックスを指摘したりする時に使われます。 - 文化的背景:
人間の心理を鋭く突いた洞察。自慢と欠落感の逆説的な関係を示唆しています。
悪い草は決して枯れない
Hierba mala nunca muere.
- 日本語訳:
悪い草(雑草)は決して死なない。 - 日本の言い回し:
(近い意味で)悪人は長生きする / しぶとい - 意味:
厄介なものや悪い人、悪い習慣は、なかなかなかなくならず、しぶとく生き残るものだ。 - 使い方:
なかなか改善されない悪癖や、しぶとく存在し続ける厄介な人・物事を指して、半ば諦めや皮肉を込めて使われます。 - 文化的背景:
雑草の生命力に例えて、世の中の悪や問題の根深さ、しぶとさを示しています。
騒音ばかりで、クルミは少し
Mucho ruido y pocas nueces.
- 日本語訳:
たくさんの騒音と少しのクルミ。 - 日本のことわざ:
(近い意味で)大山鳴動して鼠一匹 / 看板に偽りあり - 意味:
前評判や騒ぎ立てる音ばかりが大きくて、実際の中身や成果はたいしたことがない。 - 使い方:
期待外れな結果や、見かけ倒しな状況を評する時に使われます。 - 文化的背景:
シェイクスピアの戯曲『空騒ぎ (Much Ado About Nothing)』のタイトルにも通じる表現ですが、スペイン語圏でも古くから使われています。見かけと実質のギャップへの指摘です。
悪から善が生じないことはない
No hay mal que por bien no venga.
- 日本語訳:
善のためにならないような悪(不幸)はない。 - 日本のことわざ:
人間万事塞翁が馬 / 失敗は成功のもと - 意味:
一見悪いことや不幸な出来事に見えても、それがきっかけとなって、後々良い結果につながることがある。 - 使い方:
困難な状況や失敗を経験した人を励まし、その経験から何か良いことが生まれる可能性を示唆する時に使われます。 - 教訓:
どんな状況にも肯定的な側面を見出すことができる。
ハンガー(空腹)と食べる気が一緒になった
Se juntó el hambre con las ganas de comer.
- 日本語訳:
空腹が、食べたい気持ちと一緒になった。 - 日本の言い回し:
(状況が)おあつらえ向き / 渡りに船 - 意味:
二つの(しばしばネガティブな、あるいは欲求に関する)状況や要因が、都合よく(あるいは皮肉なことに)同時に起こること。
必要としているところに、ちょうどそれを得たいという欲求が重なる状況。 - 使い方:
二つの要素が重なって、ある状況(多くはあまり良くない状況や、強い欲求が絡む状況)が生まれる様子を表現する時に使われます。 - 文化的背景:
人間の根源的な欲求である「空腹」と「食欲」に例えて、状況の巡り合わせをユーモラスに表現しています。
猿が絹を着ても、猿は猿のまま
Aunque la mona se vista de seda, mona se queda.
- 日本語訳:
メスのサルが絹を着ても、メスのサルのままである。 - 日本のことわざ:
馬子にも衣装(ただし、これは外見で良く見えるという肯定的な意味合いが強い) - 意味:
外見を着飾ったり、表面を取り繕ったりしても、その人の本質や本性は変わらない。 - 使い方:
見かけだけで中身が伴わないことや、いくら着飾っても本性は隠せないことを指摘する時に使われます。 - 文化的背景:
イソップ物語にも類似の話がある、古くからある教訓。外見と本質の違いを説いています。
日常生活と食文化
メキシコの日常や、豊かな食文化に関連することわざです。
パンがなければトルティーヤ
A falta de pan, tortillas.
- 日本語訳:
パンがないなら、トルティーヤ(があるさ)。 - 日本の言い回し:
(近い意味で)代用品で間に合わせる / 無いなら無いで工夫する - 意味:
一番良いものが手に入らなくても、代わりになるもので満足し、それで何とかするべきだ。状況に合わせて工夫すること。 - 使い方:
理想的なものがなくても、今あるもので工夫して対応する状況や、柔軟な考え方を示す時に使われます。 - 文化的背景:
パン(スペイン由来)とトルティーヤ(メキシコの主食)を対比させた、メキシコならではのことわざ。
「ジェイチーニョ」にも通じる、創意工夫や適応力を示します。
ランチには、モレ・デ・オジャを
A darle que es mole de olla.
- 日本語訳:
さあ、やろう(食べよう)、だってモレ・デ・オジャだから。 - 日本の言い回し:
(状況によって)さあ、始めよう! / 絶好の機会だ! - 意味:
(「モレ・デ・オジャ」は手間がかかるが美味しい料理なので)目の前に良い機会や、やるべきことがあるのだから、ためらわずに、熱意をもって取り組もう(楽しもう)。 - 使い方:
何かを始める際に、意気込みや熱意を示す掛け声のように使われます。
特に共同で作業を始める時などに使われることがあります。 - 文化的背景:
メキシコの代表的な煮込み料理「モレ・デ・オジャ」を用いた、活気のある表現。
行動への意欲をかき立てます。
舌だけでタコス一つ平らげる
De lengua me como un taco.
- 日本語訳:
(あなたの)舌(=言うことだけ)で、私はタコスを一つ食べるよ。(=信じないよ) - 日本の言い回し:
口先だけ / 大風呂敷を広げる - 意味:
口で言うことは立派だが、全く信用できない。あなたの言うことなど信じない。 - 使い方:
信用できない人の大げさな話や、口約束に対して、強い不信感や疑いを表明する際に使われる、非常にメキシコ的な言い回しです。 - 文化的背景:
国民食であるタコスを用いた、ユーモラスで痛烈な皮肉表現。
言葉の信頼性に対する鋭い感覚を示しています。
自分のタコスにクリームを塗りすぎ
Echarle mucha crema a sus tacos.
- 日本語訳:
自分のタコスに、たくさんのクリームを塗る。 - 日本の言い回し:
話を盛る / 大げさに言う / 自画自賛 - 意味:
自分の話や業績を、必要以上に飾り立てて、大げさに話す。 - 使い方:
自慢話が多い人や、話を大げさに盛る傾向がある人を評する時に使われます。 - 文化的背景:
これもタコスと、それに添えるクリーム(Crema)を用いたメキシコらしい表現。
自己顕示欲や誇張癖をユーモラスに指摘しています。
スープよりブイヨンの方が高くつく
Cuesta más caro el caldo que las albóndigas.
- 日本語訳:
アルボンディガス(肉団子)よりも、カルド(スープ/だし)の方が高くつく。 - 日本のことわざ:
(近い意味で)本末転倒 - 意味:
主たるものよりも、それに付随するものや、準備段階の方が費用や手間がかかってしまう。本末転倒な状況。 - 使い方:
主要な目的よりも、準備や付帯的なことにお金や労力がかかりすぎる状況を指して使われます。 - 文化的背景:
メキシコの家庭料理アルボンディガス・エン・カルド(肉団子スープ)を題材にした、日常生活に根ざした比喩です。
全ての悪にメスカル、全ての善にもまた然り
Para todo mal, mezcal; para todo bien, también.
- 日本語訳:
あらゆる悪(良くないこと)のために、メスカルを。あらゆる善(良いこと)のためにも、また(メスカルを)。 - 日本の言い回し:
(状況によって)祝い酒、憂さ晴らしの酒 / 酒は万能薬? - 意味:
人生のどんな場面、良い時も悪い時も、メスカル(メキシコの蒸留酒)があれば乗り越えられる(あるいは、飲む口実になる)。 - 使い方:
メスカルやテキーラなどのお酒を飲む際の、ユーモラスな言い訳や、人生の様々な局面をお酒と共に受け入れる姿勢を示す際に使われます。 - 文化的背景:
メキシコ特産のお酒メスカル(テキーラもメスカルの一種)への愛情と、人生の悲喜こもごもを受け入れるラテン的な気質が表れたユーモラスなことわざです。
カエルによって石投げも変わる
Según el sapo la pedrada.
- 日本語訳:
ヒキガエルに応じて、石投げ(の仕方も変わる)。 - 日本のことわざ:
(近い意味で)臨機応変 / ケースバイケース / 相手を見て法を説け - 意味:
相手や状況に応じて、対応の仕方やアプローチを変えるべきである。全てに同じやり方が通用するわけではない。 - 使い方:
状況に応じた柔軟な対応や、相手に合わせた適切な処置の必要性を説く時に使われます。 - 教訓:
画一的な対応ではなく、個別の状況に応じた判断が重要である。
行動と結果について
行動を起こすこと、そしてその結果に関する教えです。
靴屋は靴のことだけ
Zapatero, a tus zapatos.
- 日本語訳:
靴屋よ、お前の靴(の仕事)へ。 - 日本のことわざ:
餅は餅屋 - 意味:
自分の専門外のことには口出しせず、自分の本分や専門分野に集中すべきだ。 - 使い方:
スペイン語圏で広く使われることわざ。専門外のことに口を出す人への忠告として使われます。 - 文化的背景:
専門知識や役割分担を尊重する考え方を示しています。
見るための通夜、楽しむためのファンダンゴ
A ver a un velorio y a divertirse a un fandango.
- 日本語訳:
通夜へは見に(弔いに)行き、ファンダンゴ(祭り/ダンス)へは楽しみに(行く)。 - 日本の言い回し:
TPOをわきまえる / 場に応じた振る舞い - 意味:
それぞれの場所や状況には、ふさわしい目的や振る舞いがある。場違いな行動は慎むべきである。 - 使い方:
その場の雰囲気や目的に合わない行動をとる人への注意や、TPOをわきまえることの重要性を説く時に使われます。 - 文化的背景:
メキシコの生活における、悲しみの場(通夜)と喜びの場(祭り)の区別と、それぞれにふさわしい態度があることを示しています。
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