「天真爛漫」「明鏡止水」「百花繚乱」「夢幻泡影」など、かわいい・美しい・おしゃれな言葉を探すときに候補になる四字熟語を集めました。
無邪気さ、清らかな心、華やかさ、風雅、儚さ、人の絆、強さの7つの意味に分けて読みと意味を紹介し、最後に、字面はきれいでも意味に注意が要る四字熟語をまとめています。
自然の景色の美しさや美人を表す四字熟語は、ページの最後で紹介している記事にあります。
もくじ
無邪気さ・素直な心・やさしさを表す四字熟語
- 天真爛漫(てんしんらんまん):
飾ったり気取ったりせず、ありのままで無邪気な様子。 - 純真無垢(じゅんしんむく):
心が清らかで汚れを知らず、人を欺く気持ちも疑う気持ちも少しもないこと。 - 天衣無縫(てんいむほう):
人柄が飾り気なく、無邪気な様子。
天人の衣服には縫い目がないことから、詩や文章に技巧の跡が見えず、自然で完全に美しいことにもいう。 - 純情可憐(じゅんじょうかれん):
心が素直で汚れを知らず、いじらしく、いとおしく思えるさま。 - 和顔愛語(わげんあいご):
和やかな顔つきと、親しみのこもった言葉で人に接すること。
清らかな心・人柄の美しさを表す四字熟語
- 明鏡止水(めいきょうしすい):
曇りのない鏡と静かな水のように、邪念がなく澄みきった静かな心。 - 清廉潔白(せいれんけっぱく):
私欲がなく心が清らかで、人に隠すような後ろ暗いところが少しもないこと。 - 光風霽月(こうふうせいげつ):
性質がさっぱりしていて、わだかまりのない人柄のたとえ。
さわやかな風と晴れわたった月の意。宋の詩人黄庭堅が、学者周敦頤の人柄をたたえて使った言葉から。 - 八面玲瓏(はちめんれいろう):
心が澄んでいて、少しのわだかまりもないこと。
どの方面から見ても曇りなく美しいことや、だれとでも円満に、巧みに付き合うことにもいう。 - 文質彬彬(ぶんしつひんぴん):
外見の美しさと内面の実質とが、よく調和しているさま。 - 雲心月性(うんしんげっせい):
雲や月のように高く澄んだ心。
名誉や利益といった世俗の欲を持たない、清らかな性質をいう。 - 鮮美透涼(せんびとうりょう):
あざやかで美しく、清らかに澄んでいるさま。人柄についても使う。
「鮮美」はあざやかで美しい、「透涼」は透き通って涼やかの意。 - 一片氷心(いっぺんのひょうしん):
俗世に染まらず、清く澄みきった心境。
ひとかけらの氷のように清らかな心の意で、名誉や利益を求めない行いのたとえにもいう。
華やかさ・優美さを表す四字熟語
- 百花繚乱(ひゃっかりょうらん):
いろいろな花が咲き乱れること。また、すぐれた人物や業績が一時期に数多く現れること。 - 豪華絢爛(ごうかけんらん):
ぜいたくで、きらびやかに輝き美しい様子。 - 錦上添花(きんじょうてんか):
よいもの・美しいものの上に、さらによいもの・美しいものを加えること。
美しい錦の上に花を添える意から。「錦上花を添える」の形でも使う。 - 迦陵頻伽(かりょうびんが):
極楽浄土にすむという想像上の鳥。美しい声で仏の教えを説くとされる。
転じて、美しい声のたとえ。美しい芸妓をいうこともある。 - 優美高妙(ゆうびこうみょう):
上品で美しく、言葉で言い表せないほどすぐれているさま。 - 火樹銀花(かじゅぎんか):
灯火や花火があかあかと輝き、きらめくさまの形容。
夜景の形容にも使う。 - 綾羅錦繍(りょうらきんしゅう):
美しい衣服。また、美しく着飾ること。
あやぎぬ(= 模様を織り出した絹)・うすぎぬ(= 薄く織った絹)・錦・刺繍をした布の意から。
風雅な趣・こだわらない心を表す四字熟語
- 花鳥風月(かちょうふうげつ):
自然の美しい風物を味わったり、詩歌や絵の題材にしたりする風雅な遊び。
自然の美しい風物そのものもいう。 - 行雲流水(こううんりゅうすい):
物事にこだわらず、成り行きのままに自然に振る舞うことのたとえ。
空を行く雲と流れる水の意から。 - 悠々自適(ゆうゆうじてき):
世間のわずらわしいことから離れ、思うままに、のんびりと日々を送ること。 - 春風駘蕩(しゅんぷうたいとう):
人柄や態度がゆったりとして、温和な様子。
春風がのどかに吹く様子もいう。 - 和敬清寂(わけいせいじゃく):
茶道で、主人と客が互いに心を和らげて敬い合い、茶室の道具や雰囲気を清らかに保つこと。
安土桃山時代の茶人、千利休の茶道の精神を表した言葉。 - 洒洒落落(しゃしゃらくらく):
性質や言動がさっぱりしていて、物事にこだわらないさま。 - 風流韻事(ふうりゅういんじ):
自然に親しみ、詩歌を作るなどして楽しむ風流な遊び。
色めいた遊びをいうこともある。 - 雲煙過眼(うんえんかがん):
物事に深く執着せず、長く心にとどめないこと。
雲や煙が目の前をすっと過ぎて、残らない意から。「雲烟過眼」とも書く。 - 錦心繍口(きんしんしゅうこう):
美しい思いを、美しい言葉で表せること。詩や文章を作る才能に優れていること、また、そういう人をいう。
儚さを表す四字熟語
- 諸行無常(しょぎょうむじょう):
世の中のすべてのものは常に移り変わり、永久に変わらないものはないということ。
仏教の根本の教えの一つ。 - 夢幻泡影(むげんほうよう):
夢・まぼろし・泡・影のように、人生がはかないことのたとえ。
もとは仏教の言葉。 - 鏡花水月(きょうかすいげつ):
鏡の中の花や水面の月のように、目には見えるのに手に取れないもの。
言葉では言い表せず、心で感じ取るしかない物事のたとえにもいう。 - 泡沫夢幻(ほうまつむげん):
水の泡と夢とまぼろしのことで、はかないことのたとえ。 - 槿花一朝(きんかいっちょう):
人の世の栄華がはかなく、長く続かないこと。
ムクゲの花が朝に咲いて夕暮れには散ることから。「槿花一朝の夢」「槿花一日の栄」の形でも使う。 - 飛花落葉(ひからくよう):
この世が絶えず移り変わり、無常であることのたとえ。
春に咲く花も風に散り、青葉もやがて枯れ落ちる意から。 - 一場春夢(いちじょうのしゅんむ):
人生の栄華が、ごく短い間にはかなく消えてしまうこと。
短い春の夜に見る夢の意から。
恋愛・夫婦・友情・家族の絆を表す四字熟語
- 一期一会(いちごいちえ):
一生に一度しかない出会い。 - 相思相愛(そうしそうあい):
互いに慕い合い、愛し合うこと。 - 和気藹々(わきあいあい):
和やかで明るい気分が、その場に満ちあふれているさま。 - 以心伝心(いしんでんしん):
言葉にしなくても、互いの心が通じ合うこと。
もとは禅宗の言葉で、言葉や文字によらず、師の心から弟子の心へ仏法の奥義を伝えることをいう。 - 比翼連理(ひよくれんり):
男女の仲がとてもむつまじいことのたとえ。また、男女の固い契り。
白居易の『長恨歌』にも詠まれた「比翼の鳥」と「連理の枝」を合わせた言葉。 - 一心同体(いっしんどうたい):
複数の人が心を一つにして、まるで一人の人間のように固く結びつくこと。 - 月下氷人(げっかひょうじん):
男女の縁を取り持つ人。仲人。 - 意気投合(いきとうごう):
互いの気持ちがぴったりと合うこと。 - 偕老同穴(かいろうどうけつ):
夫婦が最後まで連れ添い遂げること。夫婦の契りの固いことのたとえ。
生きているうちはともに年を取り、死後は同じ墓に入る意から。 - 合縁奇縁(あいえんきえん):
人と人の気が合うかどうかは、不思議な縁によって決まるということ。 - 琴瑟相和(きんしつそうわ):
夫婦の仲がむつまじいことのたとえ。兄弟や友人の仲がよいことにもいう。
琴と瑟の音がよく調和している意から。「琴瑟相和す」の形でも使う。 - 鴛鴦之契(えんおうのちぎり):
いつまでも仲よく連れ添うという夫婦の約束。
「鴛鴦」はおしどりのことで、雌雄がいつも一緒にいるとされることから。 - 落花流水(らっかりゅうすい):
散る花と流れる水。また、男に女を慕う心があれば、女にもその男を慕う情が生まれること。物事が衰えていくことのたとえにもいう。 - 水魚之交(すいぎょのまじわり):
離れることのできない、親密な間柄や交際のたとえ。
蜀の劉備が、軍師の諸葛亮との仲を魚に水があるようなものだと言った故事から。 - 異体同心(いたいどうしん):
体は別々でも、心は一つであること。
夫婦や友人の心が一致していることにいう。 - 掌中之珠(しょうちゅうのたま):
自分の最も大切なもののたとえ。また、最愛の子や妻。特に、父母にかわいがられる娘をいうことが多い。
手のひらの中の大切な玉の意から。 - 喋喋喃喃(ちょうちょうなんなん):
小声で親しげに話し合う様子。また、男女がむつまじく語り合う様子。
強さ・変わらない志を表す四字熟語
- 英姿颯爽(えいしさっそう):
すぐれた姿で、勇ましくきびきびとしたさま。 - 疾風勁草(しっぷうけいそう):
苦境や厳しい試練にあって初めて、意志や節操の固い人だと分かることのたとえ。
激しい風が吹いて初めて、折れない強い草が見分けられる意から。 - 雪中松柏(せっちゅうのしょうはく):
志や節操を固く守り、変えないこと。
松や柏(= コノテガシワ)が、雪の中でも葉の色を変えないことから。 - 冬夏青青(とうかせいせい):
変わらない節操をもち続ける人のたとえ。
松や柏などの常緑樹が、冬も夏も青々と茂っていることから。『荘子』にある言葉。 - 寒花晩節(かんかばんせつ):
年老いてからも節義を守り通すこと。
冬に咲く花が長く香りを保つことから。 - 黄花晩節(こうかばんせつ):
寒花晩節とほぼ同じで、年を取ってもなお気高い節操を保ち続けていることのたとえ。
老いても元気なことのたとえとして、長寿を祝うときにも使う。「黄花」は菊の花。
字面はきれいでも意味に注意が要る四字熟語
花・柳・愛・季節の字が入っていても、意味に別れの苦しみ、役に立たないもの、色町や遊興などを含む四字熟語です。
名前やSNSのプロフィール、座右の銘に選ぶ前に意味を確かめてください。
- 愛別離苦(あいべつりく):
親子・兄弟・夫婦など、愛する者と別れる苦しみ。
仏教でいう八苦の一つ。「愛」の字が入っていても恋の喜びを表す語ではなく、名前や座右の銘にすると別れの苦しみを掲げることになる。 - 夏炉冬扇(かろとうせん):
夏の炉と冬の扇のように、時期外れで役に立たない物事のたとえ。
季節の字が並ぶが、名前やSNSのプロフィールに使うと「役に立たないもの」という意味で読まれる。 - 柳暗花明(りゅうあんかめい):
柳が茂ってほの暗く、花が咲いて明るい、春の野の美しい景色。また、花柳界・色町。 - 花天酒地(かてんしゅち):
歓楽街。また、酒と女におぼれる生活。
「花」は酒場の女性のこと。 - 尋花問柳(じんかもんりゅう):
花を探し、柳をたずね歩いて春の景色を味わうこと。転じて、花柳界で遊ぶことをいう。







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