「切磋琢磨」「温故知新」「初志貫徹」「文武両道」など、勉強にまつわる四字熟語を集めました。
こつこつ続ける、集中する、学び方・読書、勉強ができる人、勉強を頑張る目標・座右の銘の5つに分けて、読みと意味を紹介します。
勉強を頑張るときの言葉や、座右の銘を選ぶときの参考にしてください。
勉強をこつこつ続ける・勉学に励む四字熟語
- 刻苦勉励(こっくべんれい):
心身を苦しめるほどの苦労を重ねて、勉学などに一心につとめ励むこと。
「刻苦」は身を刻むように苦しんで骨を折る意、「勉励」はつとめ励む意。 - 点滴穿石(てんてきせんせき):
小さな努力でも、根気よく続ければやがて大きなことを成し遂げられるということ。
雨垂れが長い間に石に穴をあけることから。「点滴石を穿つ」ともいう。 - 韋編三絶(いへんさんぜつ):
同じ書物を何度も繰り返し読んで、読書や学問に熱中することのたとえ。
孔子が晩年に易の書物を繰り返し読み、竹の札を綴じたなめし革のひもが三度も切れたという『史記』の故事による。 - 磨穿鉄硯(ませんてっけん):
強い意志をもって、たゆまず勉学に励むこと。
鉄の硯がすり減って穴があくまで勉強を続け、官吏の登用試験に合格した中国の桑維翰の話から生まれた。 - 孫康映雪(そんこうえいせつ):
苦労して学問に励むことのたとえ。
中国の晋の孫康が、貧しくて明かりの油が手に入らず、積もった雪の照り返しで書物を読んだという故事から。蛍の光で書物を読んだ車胤の話と合わせて「蛍雪の功」といい、苦労して勉学に励んだ成果を表す。 - 粒々辛苦(りゅうりゅうしんく):
物事を成し遂げるために、細かな努力や苦労を着実に重ねること。
米の一粒一粒は、農民の苦労と努力によってできるという意味から。 - 駑馬十駕(どばじゅうが):
才能が劣る人でも、たゆまず努力を続ければ、優れた人に追いつけるという教え。
「駑馬」は足の遅い馬のこと。『荀子』にある言葉。 - 博学篤志(はくがくとくし):
広く学び、熱心に志して努力すること。
学問をする人の心構えを述べた『論語』の言葉。 - 困知勉行(こんちべんこう):
才能に恵まれない人が、苦しんで学び、努力して物事を実行すること。
「困知」は苦しんだ末にやっと知ること、「勉行」はひたすら努力を重ねて実践すること。『中庸』にある言葉。 - 苦学力行(くがくりっこう):
生活に苦労しながら学問に励み、努力する様子。 - 鑿壁偸光(さくへきとうこう):
苦学することのたとえ。
前漢の匡衡が、貧しくて灯火の油を買えず、壁に穴をあけて隣の家の明かりで書物を読み、のちに大学者になったという故事から。 - 孟母断機(もうぼだんき):
孟子の母が、学業半ばで帰ってきた孟子の前で織りかけの機の糸を断ち切り、学問を途中でやめるのはこのようなものだと戒めたという故事。 - 円木警枕(えんぼくけいちん):
勉学に懸命に励むたとえ。
宋の司馬光が、眠り込むと転がってすぐ目が覚めるように、丸木を枕にして勉強したという故事から。「警枕」は眠り込まないよう工夫した枕のこと。 - 白首窮経(はくしゅきゅうけい):
白髪頭になっても、儒教の経書を学び続けること。
年をとってもなお学問を究めようとする姿勢をいう。
勉強に集中する四字熟語
- 一意専心(いちいせんしん):
ほかに心を向けず、ひたすら一つのことに心を注ぐこと。
「一意専心、資格の勉強に取り組む」のように使う。 - 一心不乱(いっしんふらん):
一つのことに心を集中して、ほかのことに気をとられない様子。
もとは仏教の言葉で、余計な思いを払い、心を一つにして仏を信じ頼ることを指した。 - 無我夢中(むがむちゅう):
ある物事に熱中して、我を忘れること。 - 精神一到何事か成らざらん(せいしんいっとうなにごとかならざらん):
精神を集中して事に当たれば、どんなに難しいことでも成し遂げられないことはないという意味。
『朱子語類』にある言葉。 - 一意攻苦(いちいこうく):
いちずに心を打ち込んで、考え込むこと。
「攻苦」は苦難と戦う意。 - 面壁九年(めんぺきくねん):
一つの目的に向かって、粘り強く長い月日をかけて心を傾けることのたとえ。
達磨大師が中国の少林寺で壁に向かって九年間座禅を組み、悟りを開いたという故事から。
学び方・読書の四字熟語
- 温故知新(おんこちしん):
古いことを学び直して、そこから新しい知識や考え方を得ること。
『論語』の「故きを温ねて新しきを知る」から。 - 切磋琢磨(せっさたくま):
学問や技芸、人柄を磨き上げるために、努力に努力を重ねる様子。また、仲間どうしで励まし合い、競い合って向上することもいう。 - 読書百遍意自ずから通ず(どくしょひゃっぺんいおのずからつうず):
難しい本でも、何度も繰り返し読めば、意味はおのずと分かってくるということ。
「読書百遍義自ずから見る」ともいう。 - 眼光紙背(がんこうしはい):
書物を読んで、字句の意味だけでなく、その奥にある深い意味までつかみ取ること。
「眼光紙背に徹す」の形で使い、読み取る力が鋭いことをいう。 - 熟読玩味(じゅくどくがんみ):
文章をよく読んで、その意味をじっくり味わう様子。 - 一目十行(いちもくじゅうぎょう):
ひと目で十行も読み下すこと。
書物を速く読む力が優れていることをいう。 - 読書三到(どくしょさんとう):
書物を読んで真意を悟るには、目でよく見る、声に出して読む、心を集中するの三つが大事だという教え。
宋の朱熹の言葉。 - 読書三余(どくしょさんよ):
読書に最も適した三つの時。
冬(一年の余り)・夜(一日の余り)・雨の日(時の余り)をいう。 - 読書尚友(どくしょしょうゆう):
書物を読んで、昔の賢人を友とすること。
『孟子』にある言葉。 - 晴耕雨読(せいこううどく):
天気のよい日は畑仕事をし、雨の日は家で読書をして過ごすこと。悠々自適の暮らしをいう。 - 開巻有益(かいかんゆうえき):
読書はたいへんためになるものだということ。
「開巻」は書物を開くことで、転じて読書をいう。 - 下学上達(かがくじょうたつ):
手近なところから学び始めて、しだいに深い学問へ進んでいくこと。
『論語』にある言葉。 - 博文約礼(はくぶんやくれい):
書物を広く学んで道理を知り、身につけた知識を礼によってまとめ上げ、行いに移すという教え。 - 格物致知(かくぶつちち):
物事の道理をきわめて、知識を深めること。
儒教の経典『大学』にある言葉で、理想的な政治を行うための第一・第二の段階とされた。 - 知行合一(ちこうごういつ):
知ることと行うことは本来分けられず、実行を伴ってこそ本当の知識になるという考え。
明の王陽明が説いた。 - 自学自習(じがくじしゅう):
他人に教わらずに、自分一人で学習すること。 - 孟母三遷(もうぼさんせん):
子どもの教育には環境が大切だという教え。
孟子の母が、子の教育に合った環境を求めて、墓地の近く、市場の近く、学校のそばと三度住まいを移したという故事から。
勉強ができる人・文武両道の四字熟語
- 文武両道(ぶんぶりょうどう):
学問と武芸の両方。また、勉学とスポーツの両面をいい、「文武両道に秀でる」のように使う。 - 博覧強記(はくらんきょうき):
広く書物を読み、いろいろなことをよく記憶していること。 - 博学多才(はくがくたさい):
幅広い学問に通じ、多方面の才能も持っていること。 - 多芸多才(たげいたさい):
多くの技芸を身につけ、才能に恵まれていること。 - 頭脳明晰(ずのうめいせき):
頭がよく、考えがはっきりしている様子。 - 才気煥発(さいきかんぱつ):
優れた才知の働きが、盛んに表に現れること。 - 聡明叡知(そうめいえいち):
物事の道理に通じ、才知に優れている様子。
勉強を頑張る目標・座右の銘にしたい四字熟語
- 初志貫徹(しょしかんてつ):
最初に立てた志を、最後まで貫き通すこと。 - 一念発起(いちねんほっき):
それまでの考えを改めて、あることを成し遂げようと決心し、熱心に取り組む様子。
もとは、悟りを求める心を起こすことをいう仏教の言葉。 - 有言実行(ゆうげんじっこう):
口に出して言ったことを、責任をもって実行すること。
「不言実行」をもじって作られた言葉。 - 不言実行(ふげんじっこう):
あれこれ言わずに、黙ってなすべきことを実行するという意味。 - 日進月歩(にっしんげっぽ):
日ごと月ごとに、絶えず進歩すること。
「日進月歩の科学技術」のようにも使う。 - 不撓不屈(ふとうふくつ):
どんな困難にあっても、決して心がくじけない様子。 - 百折不撓(ひゃくせつふとう):
何度失敗しても、志を曲げないこと。 - 一念通天(いちねんつうてん):
物事を成し遂げようと一心になれば、その思いが天に通じて、どんなことでも成し遂げられるという意味。
「一念天に通ず」ともいう。 - 雲外蒼天(うんがいそうてん):
雨雲の上には青空が広がっているように、今の苦しみもやがて去って良いことがあるというたとえ。 - 大器晩成(たいきばんせい):
大きな器がすぐには出来上がらないように、優れた人物は時間をかけて力を養い、のちに大成するということ。
『老子』にある言葉。




コメント